エキサイターで音をシャキッと煌びやかに♪♪マル秘と言うほどでもないけど、テクを公開しちゃいます(>_<)
おはこんばんにちは。
まことです。
コンプに関する記事を書いてる途中でしたが、コンプについて記事をまとめるのは想像以上に難しいですね…
普段は割と感覚的に扱っていて、どう表現して良いものか…
正直、続きがかけない。
感覚的に使うと行っても、元来わたしは理屈で攻めるタイプの人間なので、機材の原理をしっかり理解した上で感覚的に扱ってるって感じなんですが、まずはコンプの扱い方やパラメータの紹介&解説をせねばならぬわけで…
正直に申し上げますと…
丁寧に説明してる初心者向けのDTMブログを読んでいただいた方が為になるし理解も早いのではないかと思い始めました…
一旦凍結させてください…
予定は未定です。
いきなり音関係の記事が頓挫してしまったわけですが、わたしが持ってるノウハウの中から手軽に使える小技を紹介する形の方が、役に立つし理解しやすいかなーだと思いまして!!
今回は【エキサイター】を使用した倍音の処理のコツと今すぐ使える小技を紹介したいと思います♪♪
☆エキサイターとは?
エキサイターって人によっては「使ったことないよー。」って人もいるかもしれません。
どんなエフェクトかめっちゃ簡単に言うと、「倍音を付加して音の輪郭を際立たせる」って感じです♪♪
倍音が増える=歪み…というかイメージを持ってる人も多いと思いますが、エキサイターは原音を維持しつつ倍音を付加してくれるので、歪み系のエフェクトとは使用用途が異なります!
ちなみに、画像で紹介しているのは…
Aphexという会社が作っていた元祖エキサイターのバーチャルクローンです。
WAVESのplug-inですね!!
扱いやすく音もなかなか良いので、使い方はWAVESのAphex Vintage Aural Exciterを取り上げたいと思います♪♪
☆使い方
Aphex Vintage Aural Exciterの使い方を簡単に紹介します。
操作はいたって簡単♪♪
中央のAX MIXと書いてある大きいノブを使ってDry/Wetの調整をするだけです!
インサートするだけでも大きく音が変わるので、音の変化を感じ取りやすく、扱いやすい。
左のほうに、エキサイターのタイプやメーターのタイプを選択できるノブがあるので、そちらも弄ってみると面白いかもしれません。
もちろんプリセットもいくつか用意されているので、最初のうちはプリセットから理想の後に近づけるのが良いです♪♪
エキサイターは誰でも簡単にハッキリとした音像を得られるエフェクトで、機材自体を掘り下げるには限度があります。
ここからはわたしの主な使用例を紹介してみようと思うので、参考にしていただければと思います。
☆ボーカルにかける
エキサイターは非常に汎用性が高く、ほぼ全ての楽器に使用することができますが、ボーカルやギターにかける人が多いと思います。
ボーカルを弄るとき、多くの人がコンプレッサーやEQなどを細かく調整していると思うんですが、Rec時に使用したヘッドやコンプレッサーとの相性がぴったりと会えば、エキサイター1つでいい音に持って行くことができたりします。
イメージとしては、ローがガチッとしてるタイプのヘッドやコンプレッサーとの相性がいいですね!
逆に高域寄りの音とは相性が悪く、ここ最近の高解像度系ヘッドとも相性が悪いように感じます。
高解像度で録れた音にエキサイターをかけるとSNが悪くなったように感じちゃうんですよね…
最近の設計で高解像度を売りにしてるヘッドを使う場合はそのままの方がいいかもです。
あくまでもヴィンテージ機材のクローンなので、組み合わせが大切です!
宅録でRec時にヘッドやコンプレッサーを使わないという場合、インサートでヴィンテージ系のコンプレッサーの後に挿してやるのも効果的です!!
☆ボカロにかける
ボカロPさん的にエキサイターは欠かせないplug-inではないかと思います。
わたしが勝手にそう思ってるだけかもしれませんが…
ボーカロイドの声というのは、ローもハイも薄く…特にハイの薄さは致命的で、普通にミックスするとオケに埋もれてしまいます。
コンプで潰したり、EQで不足している帯域を突いてあげるのも良いですが…
オケに干渉したり位相がごちゃってしまう場合はエキサイターをかけてあげるのが良い場合があります。
ここからはRXの画像を見ながら解説していこうと思います♪♪(お聞かせできる素材がないので、伝わりにくいかもしれません…泣)
まずはノーマルのボーカロイド。
音の中核になる中低域の倍音がするっと抜けてるのと、聴感上で耳に刺さりやすい3.8kHz周辺とその倍音が薄いです。
オケによっては中低域がなくても成立させることができますが、中高域がないとボーカルが前に出てきません。
手っ取り早くエキサイターをかけると。
中高域の倍音が増えているのがわかるでしょうか??
エキサイターを指して、ミックスボリュームを少し弄ってあげるだけで、オケに負けないシャキッとした音になります♪♪
ちなみに、同じ曲の仮歌(女性ボーカル)だと。
こんな感じです!!
処理後のボカロファイルと見比べると、高域の倍音の感じがすこーし似ている気がしませんか??
耳に刺さる倍音が付加されて音が前に出るようになった証拠ですね♪♪
生声の中域には倍音の他にブレスノイズが乗っています…
これが生声の圧力だったり生っぽさを生み出しているんですが、この部分をより再現するとしたら…
ヴィンテージ系のコンプで潰す
↓
バスで歪ませてうすーく混ぜる
↓
エキサイターかける
↑の手順でいい感じになりそうです!
☆部屋鳴り・オフマイクを誤魔化す
これは高等テクニック!
部屋鳴りが気になったり、マイクがオフってたり、所謂事故音声をコマシにすることができます。
部屋鳴りやオフマイクはRec時に気がつかないとダメなんですが…
酷い音声が送られてくることってケッコーあるんです。
そういう時に、エキサイターで原音の存在感を出してあげると、すこーしだけマシになります…。
本来はそういった用途に使うためのエフェクトではないんですが、音をフォーカスしたりリバーブを除去する類のplug-inはことごとく音質劣化してしまうので、わたしの場合はエキサイターで誤魔化してあげることが多いです。
これもマイク・ヘッド・コンプとの相性が悪いと効果が得られないので、判断力や経験が必要になります。
芯のある音でRecしてあげればこんな事しなくてもいいんですが、時折お世話になります。
☆VUメーターとして使用する
このご時世、自宅にVUメーターを置いてる人は少ないと思います。
もちろんわたしの自宅にも無いですし、勤務先のデスクにも置いてません。
Rec・MixにはVUメーターが欠かせませんが、比較的高額な機材ですし、価格によって「見えやすさ」に大きな差があります…
個人で所有するのはなかなかハードルが高い…
しかし!!
Aphex Vintage Aural Exciterをマスターにぶっ挿して、1番左のノブをBP(バイパス)にしてあげるとVUメーターに早変わり!!
針の動きも悪くないです♪♪
5万円くらいで売られてるアナログメーターより遥かにneutron「見えやすい」です!!
宅録で歌や楽器のRecや楽曲のMixをする方にはオススメします!!
そして、バウンスする際にはオフってあげるのをお忘れなく!!
多少ではありますが音質劣化しますので…
こんな感じで手軽にワンランク上の音を手に入れられたり、作業の補助に使えますので持ってない方は検討してみてもいいかもしれませんね!
WAVES以外だと、Neutronのエキサイターもかなり良いです♪♪
こちらはきめ細やかで高解像度なので、ジャンルを問わず使い勝手が良さそうですねー。
みなさんの創作の一助になる事を願いつつ、わたしももっと色々勉強して、共有できる内容を増やしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、また。