音楽機材・コンプレッサーについて☆基礎編①
おはこんばんにちは。
まことです。
以前より告知していた音楽機材についての記事を書いてみようと思います。
色々と悩みましたが、まずは【基礎編】から書いてみようと思います(*´ω`*)
どこをどう触れば、音にどんな変化が加わるかってところに重点を置いて解説して行きますので、中級者以上の方にはつまらない内容かもです…
応用編も後日記事にしようとは思ってるので、気長にお待ちください。
それと、内容が膨大になる可能性があるので数パートに分割することになりそうです。ご了承ください。(ページ分割の仕方がわからない…)
※基礎編を謳ってはいますが、音楽機材用語が頻出しますので、全く知識のない人には少し難しい内容になるかも知れません…
でも、大概のことはネットで調べれば出てきますよ!!
☆そもそもコンプレッサーってなに??
もしかしたら馴染みのない方もいらっしゃるかも知れないので、簡単に説明すると…
「音声を圧縮(コンプレッション)する為の機材」です。
圧縮すると言っても、データをジッピングしたりするのとは違って、音声の音量を圧縮します。
ダイナミクスレンジを少なくして、音を聞きやすくしたり、音のアタックを強調させて音の輪郭をはっきりさせたり、音に距離感や空気感を与えたり…
扱い方次第でいろんな効果が得られる、音作りの肝となるエフェクトです。
今回は「1176」という有名なコンプレッサー(以下:コンプ)を題材にいたします!!
☆1176とは??
1176というのは、1967年?くらいに生産が開始されたヴィンテージコンプレッサー。
現在でもメーカーが変わったり、モデルチェンジしたりしながら生産され続けている、コンプ界のロングセラーです。
最初はUrei(ウーレイ)というメーカーが作っていたんですが、最近はUniversal Audioってメーカーのやつがポピュラーかも知れません。(UAのはやや音に難ありですが…)
これだけ長く生産され続けてると、メーカー毎・年代毎に音に違いがあったりするんです。
でも、その辺諸々は置いといて!!
要するに古くからある人気のコンプってことです♪♪
人気があるからこそ、デジタル版のクローンも多数発売されています!
Protoolsにはデフォルトで「BF76」というplug-inが用意されてますし、Wavesの「CLA-76」…もちろんUADにもありますね!!
他にも、plug-in系のコンプなら、見た目は違うけどコンプのプロフィールを変える項目で1176的なものを選べるものもあります。
プロもアマも関係なく、レコーディングやスタジオワーク以外の作編曲やミックスは、ほとんどがDAWでの作業なので、バーチャル上で1176が使うケースはとても多いと思います。
☆コンプの大事なパラメータ
コンプだけじゃなく、ギターのエフェクトとかシンセとか…音楽系の機材はとにかくノブで調整するものが多いです。
どんなパラメータをいじる為のノブなのかを把握できれば、理解も深まりますし、なんなら知識さえつけておけばそれなりに思い通りに使えるようになります。
今回は基礎編ということなので、まずはコンプを扱う上で大切なパラメータを紹介しながら、1176ではどのようにいじるかを解説して行きたいと思います。
大事なパラメータとしては…
・インプット(Input)
・スレッショルド(Threshold)
・アタック&リリース(Attack&Release)
・レシオ(Ratio)
・アウトプット(Output)
の5つです。
1つずつ、役割といじり方を解説して行きますね!!
☆インプット
この大きなノブは、コンプへの入力レベルを調整するためのもので、後々紹介しますが、1176を扱う上でかなり重要なノブになります。
1176以外のコンプでもインプットレベルを調整できないものはほぼ無いと思うので、plug-inのUIを探して貰えば見つけられると思います。
インプットレベルを調整するにあたって、大切なのは、入力される音源の音量に合わせて設定してあげること…
「大きな音は控えめに、小さな音はしっかり入れる」
程よいインプットレベルを見極めることができないと、音割れの原因になったり、コンプの効果を得られなかったり、いろいろ問題があります。
スレッショルドとは「閾値」の事で、コンプが効き始めるレベルの設定を行います。
しかし…
なんと、1176にはスレッショルドを調整するノブが無いんです…
じゃーどうやって調整するねん?って思われるかもしれませんが、実機なら中身をパカっと開けて基盤についてるノブをマイナスドライバーでいじって調整します。
一般的なコンプのplug-inだと、インプットレベルに対してスレッショルド値を調整して、コンプの効き具合を設定しますが…
1176系のコンプの場合、スレッショルド値は固定で、インプットレベルでどれだけ音を潰すかを調整するになります。
直前にインプットのノブが重要だと言ったのはそのためです。
インプットのノブを時計回りに回していくと、インプットレベルが大きくなっていって、機材に設定されてるスレッショルド値を超えたものに対してコンプが効いていきます。
コンプの効き具合を確認するためにはVUメーターを使用します。
1176系のコンプにはVUメーターが付いていることが多いので、メーターをGRモード(ゲイン・リダクション)にして針が動けばコンプが効いているという事になります。
たくさんコンプを効かせたいなら、ガッツリ入力して、針が常に動くように…
やんわりと効かせたいなら、音量が大きくなったタイミングで針がピクッと動く程度の入力にする…って具合に調整します。
先ほども言いましたが、1176のスレッショルド値は固定です。
実機の場合はスタジオの規格によって…
-16dB=0VUや-20dB=0VUだったりまちまちですが、plug-inの場合-20dB=0VUに設定されているのではないかと思います。
テレビや放送関係の、音の知識を持たないミキサーさんが、おまじないのように意味をなさないコンプを挿したりしてるのをよく見ますが…
皆さんはそうならないように、インプット、スレッショルド、ゲインリダクションをしっかり設定してコンプを使いましょうね!笑
☆記事…分割します…
案の定、分量が多くなってしまいました…
しかもめちゃくちゃ説明口調や…
個人的に3000文字を超えるとブログを読むのがしんどくなるかな〜と思っているので、今回の記事はここまでとします!!
次回はアタックとリリース…
コンプのパラメータの中でも大切なパラメータなので、じっくり解説してみたいと思います!!!
今回の記事も補足が足りてなかったり、内容が薄かったり、読みにくかったりいろいろ不満があるかと思いますが、続きの記事も読んでいただけると嬉しいです♪♪
釣りの記事がメインなので、のんびり書かせていただきます。笑
では、また。